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海岸線を辿る
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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不規則な泡と一緒にカラーボールが浮かんでる
リードが外れたしっぽの短い犬がそれを追いかける
多分 あの日の僕らは少しだけ幸せだった
両手に抱えきれない花束をここから投げたんだ
双子みたいな上と下の間に白い線がひかれる
いくら澄んだ空気でも 呼吸には制限があるって
生き続けることは とても簡単でとても難しい
誰かの足跡は波に連れていかれた
沢山の夜の向こうで僕らは特別じゃないって気付く
あの子は片目のえぐられた猫をよく可愛がってた
いつもの帰り道 駄目になったビニール傘を振り回す
もうここにはいない誰かに見えるように
必要以上に色んな物を見ようとした少年少女
小さな画面の中で狭くて広すぎる世界を知るんだ
笑いながら銃をかまえる兵士も
誰も乗ってない車椅子を押す彼女も
みんな子供だった
みんな大人になった
やがて
僕らの足跡も波に連れていかれる
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