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ガラクタ街の時計塔
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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たくさんの人の形を 街の時計塔から見てる
絶え間なく降り注ぐのは 眩しい酸素のエーテル
彩られるコントラスト 猫が歩くレンガの斜面
誰かの赤い風船が 大きな青に浮かんでる
そんなふうに正しい間合いのリズムを取りながら
針が何万周もした頃 僕も大人に変わるんだ
大好きだった歌も本も ここから見下ろす風景も
今日のように綺麗に 思えなくなるのが 少し怖いけど
これだけの心があって これだけの意味が生まれる
この世界で生きてるというだけで 忘れていくよ きっと
これだけの言葉があって それなのに息が詰まる
この頭で考えていたことは 単純なことだったはずなのに
チックとタックとチックとタックとエとセとラ
チックとタックとチックとタックで忘却の彼方
チックとタックとチックとタックとエとセとラ
チックとタックとチックとタックで なんだっけ?
懐かしい噴水広場 街の時計塔まで行ける
ビーナス像と目が合って 背が伸びたなと呟いた
踏んでいたパズルのピース 歪んでしまって嵌らない
子供の頃に見てたものを 思い出そうとしている
それでも 今という瞬間は一度しか来なくて
針を何万周 戻しても 取り戻せないものだから
埃かぶった歌も本も 変わってしまった風景も
あの日と同じように映らなくとも ねぇ ほら 見てごらんよ
目の前にある 光まみれのガラクタを
これだけの心があって これだけの色が生まれる
この世界で満たされていくのは 僕そのものだと 言って
これだけの言葉があって それだけで生きていける
この両目に焼き付けようとした あの日とは違う綺麗なもの
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