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星空と吐き気
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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優しい殺人鬼 嬉しそうに駆け出した少女
白い肌のなかで起こること
全て 信じられなくなっても
生きていたい
カーペットの赤い水玉 ガラスの体温計
「目を閉じれば、分かるのよ
失うことは不幸なことでもないって」
残酷な天使 夢のなかで死んでいった子供
その眼差し その名前 その気持ちを
全て 思い出せなくなっても
生きていけた
「ここにあった国境はなくなったのよ
私が産まれる ずっと昔に」
彼女がそう言った場所の近く
楽しそうな親子の笑い声が聞こえる
死にたくないから汚れた聖者
レイプされた豚と義足の旅人
紙幣に埋まって見えなくなった神様
失うたびに 僕ら 強くもなく 弱くもない
曖昧な存在になるよ
きっと 少しだけ 狂ってしまうのは
みんな幸せになりたいから
「誰かの為に生きることが、
美しく見えてしまうのは、
とても悲しいことだと思うの」
「生き続けるって事は、
何かを殺し続けるって事と一緒だから」
彼女がそう言った場所の近く
街の小さな公園 はしゃぎ声が聞こえる
きっと 少しだけ狂ってしまうのは
みんな幸せになりたいから
そして いつまでも祈ってしまうのは
心は捨てたりなんかできないから
吐き気がした
こんな世界には不釣合いな
満天の星空の下で
吐き気がした
生きていくには綺麗すぎる
満天の星空の下で
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