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ハイゲート・セメトリー
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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世界は秘密に目を奪われている
死んだ電球の光のなかで
照らして 脆い君の柔らかな場所を
符号の霊園に踏み込んだら
もう戻れない
少女を指差す 小鳥たちは喋る
「生きたいのかな? 死にたいのかな?」
レンズが割れる
フィルムが廻る
映画館の巨大なスクリーンに
投影されたのは
赤ん坊の僕らだった
誰かの墓石に手を合わせてから
とても大きなスコップを使って
深くて暗い 穴のなかで眠るのさ
符号の霊園に踏み込んだら
もう戻れない
少女を指差す 小鳥たちは笑う
「生きたいのかな? 死にたいのかな?」
アダムとイブ
林檎をかじる
マッチ棒を擦って空に投げたら
セフィロトの樹は
価値のない灰になった
もしも太陽が この闇を
ぜんぶ食べてくれたなら
泣き虫な僕らには
うってつけの夜明けだ
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