|
|
|
匿名の価値観
|
作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
|
描かれた架空の君に
少し 溜め息をついて
鮮やかな褐色に 悪意を込める
劣等感すら 目の色 変えて
誰かに襲い掛かる
使いまわして 汚れた台詞
独りぼっちの防衛本能
また 繰り返して
かろうじで君の価値を支える
笑うことも 泣くことも
許すことも 怒ることも
素直に出来ない人が多すぎて
僕らは また匿名に頼る
晒された架空の僕に
少しだけ 腹を立てて
透明な手紙に 憎悪を飛ばす
排他的なら 何でも 許されて
誰かに襲い掛かる
使いたくない 汚れた台詞
独りぼっちの復讐ごっこ
また 繰り返して
かろうじで僕の価値を支える
笑うことも 泣くことも
許すことも 怒ることも
素直に出来ない人が多すぎて
僕らは また匿名に頼る
最寄り駅のプラットフォーム
耐え切れず 少女が飛び降りた
それでも
かろうじで 彼女の価値を支えるなら
僕らは まだ それに諂う
覚悟なんかいらない
必要ないよ そんなの
くだらない感傷にまみれた
匿名の僕らの世界で
|
|
|