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少女と少年
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作詞 夢視 柊 |
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夢の中で見た少女は足枷をはめ
俯いて泣いていた
記憶というしがらみに縛られたあの子は
「逃げられない」と泣いている
ああ、人ってものは残酷で
忘れた奴は忘れたことすら覚えてない
彼のことを忘れられないその子は
また一つ涙を落とす
僕という水面の上に
地面の下で見た少年は腕を組み
首を傾げ悩んでいた
欠落という空しさに支配されたソイツは
「思い出せない」と嘆いている
ああ、記憶ってものは曖昧で
忘れたことは思い出しにくい
少女のことを何一つ覚えていないアイツは
また一つその子に傷をつけてしまう
自分の心ごと貫いて
ああ、想いって感情は無情なもので
時間が経てば薄れてしまう
ああ、人ってものは残酷で
忘れた奴は忘れたことすら覚えてない
夢の中で見た少女は足枷をはめ
俯いて泣いていた
少年という甘い果実に出会ったあの子は
「忘れられない」と泣いている
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