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あの空の向こう
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作詞 未莱-mirai- |
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何度も振り返っては 泪を呑み込んだ
知らない世界が多すぎて 歩き出すこともできなかった
言い聞かせ続けた自分 また過去へ投げ捨てた
「あの頃は…」と嘆いて 廻る流れを紡ぐ
細く狭い路地をひとり 走ることも止まることもない
抱いていたモノさえも色褪せ 失くした香りを求めた
消えないようにと守り続けて また溺れてしまう
水面を泳ぐ季節を儚く消え行く中
いつもより淋しげな陰を並べている
伝えたいものはいつでも此処にあるのに
あの希望―そら―を思い出すことができない
幾度も繰り返す昨日を 見過ごしていた
祈ることさえも 誓うことさえもできなかった
運命に従うのみの自分 瞳を閉じて明日を捨てた
糧にしてきたものに頼りすぎて また溺れてしまう
寒さに凍えて向かえた季節は泣いていた
手放した未来―ゆめ―を 気付けばまた想い返してる
届かないと始めから分かっていたのに
あの希望―そら―をまた眺めて 零れる
失って泪に濡れたもの もう一度願えるなら
きっとまっすぐに目指すは あの希望―そら―
小さな光 向かえた季節は何色だろう?
震える手で握り締めた 未来―ゆめ―の囁きに 今
初めて感じる風 抱きしめて歩くから
あの希望―そら― いつまでも追いかけるから
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