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六月、梅雨、君
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作詞 優奈きいろ |
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君がいた
見知らぬ街でただ一人 立ちつくした僕を見つけ
あの日のように微笑んでは 手を振って背を向けていた
傘も無く
走り出す姿はやけに 哀しみを宿していたが
人目など気にせず彼は 幻を追いかける
六月 梅雨 君
不意に過ぎるものは
決して穏やかな感情などではないが...
翔ける事を止めた靴は白く 汚れる事を知らずにいたんだ
なのに導かれるように また 気がつくと雨の中を泳いで
いつか君は消えてしまうだろう? 俯いて歩くその手を
掴めずにいた ... 六月 梅雨の日に
大人になった彼は
振り向く事を止めた そして
大事なものを落としながら進んでいた
傘を差して誰をも拒んだ 泥は跳ねて靴をただ汚した
僕だけ必要として欲しくて 言葉で縛り付けていた
いつか君は離れていくかな 背を向ける彼女の手を
掴めずにいた ...
傘を差して誰をも拒んだ 汚れる事を知らずに痛んだ
なのに導かれるように また 気がつくと雨の中を泳いで
いつか君は消えてしまうだろう? 背を向ける彼女の手を
掴んで褪めた ... 六月 梅雨の日に
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