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独占
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作詞 春 |
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薄く煙る紫も 染み付いた匂いも
全部はあなたの残像です
忘れたくなどないのに 消えてなくなりそうです
それだけが堪らなく怖いのです
春とは残酷なものです
出会いと嘘をついて あなたを奪いました
今は冷たくなったあなたを
ただ抱き寄せることしか出来ません
虚ろな瞳だけが以前のままで
白さを増した素肌さえ
愛しいの あなたは私のもの
骨の髄まで愛しています
真っ赤に揺れるルージュと けだるい香水と
汚れた彼女の残像です
忘れてしまいたいのに 焼きついて離れません
それだけが堪らなく憎いのです
冬とは残酷なものです
別れと嘘をついて 彼女を連れてきました
今は冷たくなった彼女を
ただ見下すことしか出来ません
いやらしい口だけが以前のままで
醜さを増したまつげさえ
悔しいの あの人は私のもの
あなた以上に愛しています
今は冷たくなったあなたを
ただ抱き寄せることしか出来ません
虚ろな瞳だけが以前のままで
白さを増した素肌さえ
愛しいの あなたは私のもの
骨の髄まで愛しています
薄く煙る紫も 染み付いた匂いも
全部はあなたの残像です
それだけが堪らなく怖いのです
堪らなく怖いのです
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