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清水寺
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作詞 しでん |
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居場所というものがなくなった
そんな気がして僕はふらふら
辿り着くのは いつも 清水寺
300円の感傷に浸りながら
ひらけた景色の美しさに 圧倒されたりして
清水の舞台から 僕の涙が飛び降りてく
誰かに見られないように
そっと観光客に紛れて 嗚咽している
気晴らしにおみくじを引いてみる
大凶が出たらもう帰ろうか
夕陽も落ちそうな 清水寺
200円の幸運を握り締めて
「またね」と呟く僕の声 君にも届いたかな
清水の舞台から 例えば僕が飛び降りても
思うようにはいかないし
ぞっとするような同情など 欲しくもないさ
期待はずれの感傷に浸りながら
「まだここに居てもいいかな」って 呼びかけてみたりして
清水の舞台から また僕の涙が飛び降りる
誰かに聞かれないように
そっと ここが僕の居場所だと 呟いてみる
また 会いに来るよ
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