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僕らの足音のブルース
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作詞 しでん |
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何にもない 何にもない まったく何にもない
大地に花が咲いたように
才能とか まったくない そんな気がしている
僕らにも明日は在るのかな
劣等感をバネにしても なんか
それはなんかすごく 投げ遣りで
がむしゃらなだけじゃきっと
もう届かないんだと
あいつの足音が遠く 聞こえて
耳鳴りみたいに 響いている
僕らは足音どころか
足跡さえ残せぬまま 突っ立ってる
聞こえないし 気にされない
そんなちっぽけな一歩に 価値があるのかなぁ
なんてのは 迷っていたい言い訳かなぁ
何でもない 何でもない あいつは関係ない
強がりだけは今日も得意
何にもない 何にもない まったく何にもないのは
僕らが何もしてないから
現実逃避で日が暮れていくよ
夕焼けさえ僕を 馬鹿にして
虚しいって気持ちだけ
ただ膨らんでしまう
あいつの足音が近く 聞こえる
そんな所まで 行けなくていい
僕らも足跡を 残そう
錆びれた街から 抜け出てみよう
聞いてほしい こんなブルース
僕のちっぽけな一歩に 価値を見出すのは
他でもない 僕だってことは 解ってた
淋しくない 淋しくない そんなのもう慣れた
あいつもそう 誰でもそう ひとりで行く日があって
あいつの足音が遠く 聞こえる
誰かの足跡でなぜか 頑張れる
僕らの足音もたぶん 届いて
頼りないブルース 誰かが 聞いてる
ひとりのようで ひとりじゃない
僕らの旅は 続いていく
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