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まわる地下鉄
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| 作詞 しでん |
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階段を駆け下りて 一枚の切符を買って
「ほら 見てみなよ！
改札はけして僕を遮らない！」
そんなこと考えながら 乗り込んだ
地下鉄環状線
いつもと違う景色が 僕に何かを訴える
ああ そんなことは解ってるんだ
だけどもう少しこのままで
まわるまわる地下鉄はまわる
はしるはしる地下鉄ははしる
まわるまわる地下鉄はまわる
はしるはしる地下鉄ははしる
ガラガラの客席で 寝転んでうたた寝した
「皆 見ているよ！
‘馬鹿な奴だ’って顔をしているよ！」
何だか可笑しくて一人 大笑い
迷惑極まりない
僕の目が僕のことを 冷ややかな目で見つめてる
もう 子供じゃないと知ってるんだ
だけどもう少しこのままで
まわるまわる地下鉄はまわる
ゆれるゆれる地下鉄はゆれる
まわるまわる地下鉄はまわる
ゆれるゆれる地下鉄はゆれる
ふいに現れた夕焼けの景色が
僕を追いかけることを諦めた時
僕はきっと家路を辿るけど
だけどもう少しこのままで
だけどもう少しこのままで……
まわるまわる地下鉄はまわる
はしるはしる地下鉄ははしる
ゆれるゆれる地下鉄はゆれる
まわるまわる地下鉄はまわる
ぼくとともに地下鉄はまわる はしる ゆれる
一人きりの帰り道 まわる はしる ゆれる……
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