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伝書風船
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作詞 しでん |
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「あなたが死のうと淋しくなどない」
嘯く台詞は 喉に引っ掛かってしまう
もはや独り言にもならない
僕もまた目の前の写真のように
青ざめた微笑を浮かべている
まだ心の底に沈殿している
あなたが 好きだった蒼い空
風船の中に想いを込めて
天国のあなたへ 手紙を届けよう
弾けそうなほど
膨らませてしまうよ
弾けそうなほど
「私のことずっと忘れないでね」
最期の言葉は 未だ僕を縛っている
きっと解ってて言ったのだろう
意地悪な微笑みのモノクロ写真
我が儘なあなたを表すよう
もう宇宙の何処にもいない筈の
あなたが 居るらしい雲の上
風船の中に言い訳込めて
天国のあなたへ 手紙を届けよう
いつもと同じだ
うまく膨らまないよ
どうしてだろうね
大したことは言えないだろうけど
風船の中に想いを込めて
天国のあなたへ 手紙を届けよう
弾けそうなほど
膨らませてしまうよ
弾けそうなほど
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