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死神
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| 作詞 せふぃ |
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あなたにとって
一番大切な物は何ですか？
何かがあって
命を落とすようなことがあったなら
それを平気で
捨て去ってしまうことが出来ますか？
そんなじっくり
考えてる余裕はありませんよ
私は死神だから
私には見える
死に際の人の一本の糸がね
それは何かって？
最期の生きることへの執着です
私の仕事
それを鎌でぷっつり切ってしまって
その人を
楽に天国へ誘ってやるんです
それが死神です
愛なんて途方のない宝物
強くて切れなかった絆
薄っぺらな言葉も
全て断ちきってしまいましょう
つらいけれど･･･
ある日の仕事
一人の少女から糸が出ていました
迷いもなく
鎌を振り下ろそうとしたのですが
糸の先に
母親らしき人が走ってきました
最期の執着
「家族」という一番大切なものを
思い知りました
そして私は
鎌を振り下ろす事さえも出来ずに
生まれてから
初めての涙を落としていました
死神なのに
愛なんて途方のない宝物
強くて切れなかった絆
薄っぺらな言葉を
もう断ちきることは出来ません
全て悟ってしまった私は
もう死神ではいられません
鎌を持てない死神は
どうなるのですか？
―でも
もういいんです
「愛」を知れたから
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