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リナリア
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作詞 Mr.Denial |
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雨降りの午後七時 君への電話も
毎日の日常も忘れていく
かなしみも連れて歩いた イチョウ並木道を
写したフィルムもどこへ消えた
いつもより早く 君は僕の部屋を去る 涙を残して
言葉じゃなく足りなかったものにホラ、失ってから気が付くんだ
カレンダーに刻む記念日を 塗りつぶせないまま
アルバムも留守電も 全てを忘れているはずなのに
日は沈んで空見上げて 星に願うこと
僕の幸せのその倍君が笑えますように
うそ臭い笑顔に何か 隠し持っているの?
触れちゃいけない領域に 入ろうとしてるの?
そうやって確かめ合って 過ごした三年間
感情は覆いきれない数の苦悩だ
もう春が終わる 出会いと別れは遠く 霞んでるよ
明日より未来の先にきっと 安らげる場所がある
「ありがとうだけじゃ足りないの」君がつぶやいたから
僕はすぐ抱き寄せて 小さく「さよなら」とささやくのに
二人育てたリナリアは咲き誇っている
雨にぬれた花びらは優しく微笑むように
夢中で探してた君を こんなにも近くに感じてるのに
君はきっと「この恋に気付いて下さい」って知らせている
また新しい風に会いにいこう
さぁ込み上げる感情を 解き放っておいで
雨上がりの朝 目を覚まして 花に水をやる
気付いても気付かなくても 君の事忘れられるはずないから
二人育てたリナリアは咲き誇っている
雨にぬれた花びらに優しく微笑んでいた
君にいっぱいの幸せが降り注ぎますように
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