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Dawn
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作詞 tHIN |
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夜明け前 午前5時
皆、深い眠りの中
ひとりたたずむ
切れかけの蛍光灯の下
街を歩けば
辺り白の世界に染められ
大きな看板の赤いルージュさえ かすんで見える
山は燃え、見ず知らぬ鳥が飛ぶ...
あの子の夢も
同じだったりするのかな?
はるか はるか 願いを抱えたまま...
昇る太陽が
僕の瞳孔をつらぬいていく
透明な壁が
身体(からだ)をつつみ込んだ
街の白まで
流れ流れては消えてしまった...
青を取り戻していく
頭上広がるカンバス
大きな看板にとまる烏(からす)まで
漆黒に浮かぶ
ビル街の東向きの窓には朝陽が反射(あた)り
これ以上ないほど光る
はるか はるか 想いを握ったまま...
僕の心臓は
情熱の限り鳴り響いている
目に見えない色
これが君であるなら
忘却の彼方
蘇ってくる景色のピース
はるか はるか 時が刻みゆくまま...
揺らぐ蜃気楼
理想でしかない街が沈んだ
透明な壁は
風の気まぐれだった
太陽の熱が動脈を伝い
身体がほてる
どこにいたって
朝と夜は巡り巡っていく
呼吸をすれば
光合成の尊さを知る
街のネオンもいつか消えてなくなっちゃうかな
陽が昇ってく
雲よ どうか覆わないでくれ...
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