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百合と薔薇と
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作詞 花水貴 |
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昔からよく言うじゃない
「奇麗な薔薇には棘が有る」
昔からよく言うじゃない
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」
どちらも麗しく咲く花なのにね
如何してこうも違うのかしら
形も色も、馨さえも
美しさの答えは総て同じだと思ってた
なら、私と貴方の幸せの在り方も
違うものよね、きっと。
薔薇薔薇になった二人がもう一度出逢うなんて
夢物語の読み過ぎよ
貴方は百合で私は薔薇。
似つかわしくない馨が
私と貴方を取り巻くのよ。
もう貴方の理想に付き合うのは疲れたの
次に会う時はお互い気付かない振りをしましょう
過去に拘る人間程ちっぽけなモノは無いわ。
私を振りかえらずにそのまま歩き続けて
いつか他の誰かと愛し合う時に
私の名を口にしないで
私を記憶の奥底に眠らせて
そして貴方の人生を歩んで頂戴。
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