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@午前2時→5時≒ハートの絵文字
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作詞 花水貴 |
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突然にメールが届く。
何かな?誰かな?
時計を見れば「午前2時」。
こんな時間に一体誰?
ボックスを開けばキミの名前。
「ウソでしょ?」口をついて出た言葉。
【寝れないから相手して。】
たった一行だけど嬉しかったり。
すぐに返事を打てば
すぐに返ってくる。
「どんだけ目ぇパッチリだよ。」
なんて言ってから
また返事を打つ。
それの繰り返し。
いつもなら何の変哲もないただの作業。
だけど今は…
夜の雰囲気の所為なのか、
相手がキミの所為なのか、
一文字打つ度に心臓の音が煩い。
不意に届いた返事の文に
ハートの絵文字が1,2,3…
こんな事されたらドキドキしすぎて寝れないよ?
こんな事されたら自惚れちゃうよ?
深く深呼吸してから仕返しに
4つのハートマークをつけて送る。
これでキミもアタシと一緒かな?
ドキドキしてると良いな。
自惚れてくれれば良いな。
なんて思ってたら、突然の着信。
キミからのデンワ。
電話口に出れば、
「ハート付け過ぎ!!」
の声。
だってキミがイケないんだよ?
最初に付けたのはキミだから。
それから取り留めのない話をして、
互いに「オヤスミ」の挨拶をすれば
時刻はもう午前5時。
明日が休日でよかった。
今夜はもう眠れません。
携帯を握りしめ布団に入りなおす。
「オヤスミナサイ」
と言ってから
再びアタシは目を閉じる。
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