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七夕
作詞 夜塚とも
空には雲がかかっていて
今年も二人は出会えそうにない

物憂げな空はついに涙を流し始めた
僕は明かりを消した部屋でその音を聴く

憂鬱の雫はさらに勢いを増して僕の心に響く
騒がしく、そして静かに

暗闇の中で目を開く
薄く部屋の様子が見える

蛍光灯、机、積み上げられた本
しわくちゃの服、うちわ、ごみ箱

憂鬱だった気持ちが解けていく

何もうまくいかない

自分の運命を嘆く

もう存在ごとなくなってしまいたい

今までそう思っていたはずなのに
涙と一緒に流れていってしまったのか

窓を開ける
相変わらず不機嫌な雲が空を支配している
今年も二人は出会えそうにない

それなのに毎年一度、会いたいという思いだけでこの空をさまよう

十年、百年、千年、永遠にたとえ会えなくても

そう考えたら僕の憂鬱なんて可愛いものなのかも知れない

来年はきっと会えるよ

僕もきっと変われるよ

窓を閉める

この音は新しい僕の序章だろう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 七夕
公開日 2008/05/24
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 季節外れでゴメンナサイ。。。
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