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楽園
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作詞 マサキ村 |
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蓋を開けて覗いた世界は輝いていて
望んだ物全てを与えてくれる光に満ち溢れていた。
視界に入ってくる輝きに触れたくて
ためらうことも無く手を掛けた
躓くことも無く案外楽に飛び越せた。
何かをしようとする気持ちは人を強くさせる。
遠目から見ているだけでは高すぎても
ビビッて停まっていた分高くそして遠くへ
飛ぶ事だって出来る。僕らは本当に強いから。
やっと手に触れた 瞬間から鮮度は下がっていく
無いものねだりをして生きていく生き物だから
理想を追い求めて大切に掬い上げた
両手のひら砂の山は音も立てずに
指の隙間からこぼれ始める。
こんなはずじゃなかった。
遠くに見えるそれは綺麗でも
触れとすぐに壊れてしまう光。
それでも僕らは求めていく。
それが唯一の光。
楽園だと思っていたのは過去の自分
現在の自分はまた新しい世界を探している。
人間なんて欲の塊
隣の庭は綺麗に見えるものだ。
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