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VOICE
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作詞 太郎ちゃん |
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遠すぎて届かない声が帰ってきた。
誰にも触れずボクのもとへ帰ってきた。
『大変だったね。おかえりなさい。』
『疲れただろう?もうおやすみ。』
距離なんて関係ない。
強がって出て行ったあの町は遠く。
時間が流れるうちにもっと遠くになっていくんだろう。
知ってるよ。
声が教えてくれた。
ボクの声じゃもう届かないって。
でもねもう一つ教えてくれたんだ。
ボクみたいな人がたくさんいるらしい。
世界でたった一人の悲しい主人公を演じていた。
そんなボクの物語は今日で終わりみたい。
だって一人じゃないんだから。
こんな物語は終わりにしよう。
教えてくれてありがとう。
あなたに届かない声が教えてくれた。
神様に笑われたって良いんだ。
届かないってわかっていたって。
何度でも叫ぶよ。
だってこの声だけは届いてほしい。
『ありがとう。』
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