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静月
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作詞 NAOKI(高直蓙) |
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静闇に浮かぶ 三日月が
手負いの心を 幽かに 鎮める
せせらぎの音を 流る雲が
過ぎし日の跡を 拾って運ぶ
片腕を落とす訳を 君に語るのを 止めて
花も草も根も 己も全て 土に返した
静闇に浮かぶ 三日月が
手負いの心を 幽かに 鎮める
緩やかな風が 初夏の夜を 香る
しなやかな光が 顔を変えて 照らす
夢を見た 歩き出した 友の勇姿を胸に
己を歌い 人は聴き やがて光は満ちて
”真っ白な詩よ届け” と空へ 馳せる
詩は風に流れ
何処かで聴いた流星が 相奏でる
幾つもの星が繋がって 遥かな星座へ 輝く
輝き出した一斗の星座
他の誰よりも激しく
自らの存在を示すが如く
志は高く 広く 大きく
足元を固むよりも 心は彼方へ
何故 遠くを見る
何故 己を見ぬ
外面振り撒き 主を蔑み
己を磨く事も忘れて
丈に合わぬ衣を纏い
面の広さで拍手喝采
魂の言葉も胸に届かず
大切な宝失くし 誠実は偽と知る
最後の心も踏まれ
仲間とは 徒名ばかりの
唯残るは 悔いの思いだけ・・・
奸(かだ)を落とせば 救われると
君の懐へ身を寄せた ・・・ただ救われたくて
”それは違うよ”
”仲間とは 良も悪きも仲間”
”色々 有りながら 歩くもの”
”腕を替えても 存えるなら”
”奸と供に私も 此処を去ろう”
何処で違えた 心の願い 今は程遠くて
己が正義で もうこれ以上 人が解れるなら
唯独り 離れて 悪き星になれ
静闇に浮かぶ 三日月が
手負いの心を 幽かに・・・
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