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結び。
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作詞 hal |
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もうどれくらい経つんだろう
空を掴んでばかりいた
わたしの乾いた手のひらを
きらめく青い遠浅に
変えたその手が愛しくて
ずっとつないでいたから
右の手にあなたの香りがうつったみたい
それはいつまでも深くまとい
あなたの存在を近いものにしてくれるのです
もうどれくらい経つんだろう
いつもしぼんでばかりいた
恥ずかしがり屋の手のひらを
陽に向く黄色いひまわりに
変えたその手が愛しくて
ずっとつないでいたから
右の手にあなたの香りがうつったみたい
それはいつまでも深く混ざり
あなたの温度の違いを求めてしまうのです
今は右の指にからみつく
あなたをゆっくり深呼吸して感じていたい
この香りがわたしのものになるまで
そしていつしか細胞の一つ一つに吸収されて
わたしの一部となり。
あなたにも伝染してゆくのでしょう。
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