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拝啓、私のすべてだった世界へ
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作詞 kasima |
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ごめんなさいお母さん あなたの望む人形になれなくて
ごめんなさいお父さん あなたを飾るブランド品になれなくて
ごめんなさいお兄さん あなたを映す鏡になれなくて
ごめんなさい先生 あなたから遠く遠くの空になってしまって
ごめんなさい友達 あなたと同じ牢獄に耐え切ることができなくて
雲が私の事を 頭の上から呼んでいたから
私はまだ未熟な羽を不恰好に羽ばたかせ
いつ落ちるともしれぬ不安の中で空を舞ったのです
ああ、なんとも高貴なケツァール
虹色に輝くこの羽が風にもがれてしまおうとも
私は自由を選びました
私はいつか死ぬでしょう
君らの知らぬ 空の下で死ぬでしょう
その時は ほら知った事かと嗤って下さい
不様な生き様をして と罵って下さい
君らに残すこの詩が 私の覚悟の印です
拝啓、私のすべてだった世界へ
私は君らがとても大嫌いで、とても愛おしかった
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