|
|
|
希望の片時
|
作詞 依田 光 |
|
大空を吹く風よ
天女が帰ろうとする雲間の通い路を
雲を吹き寄せて閉じて通れなくしてくれ
舞姫は一瞬の光 舞が終われば消え去る 儚き天女
そんな御伽話なんて今じゃ誰も語らない
止まらない 止められない 時間の流れだけ
全てを手にした者でさえも 得られない力 逆らえない運命
昇る月 沈む太陽 落ちる水滴のわずかな水面
時の波紋 静かに消えていく
天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿
しばしとどめむ 心の中で呟いた
舞姫は一瞬の風 追いかけても捕まらない 寂しき天女
涙などもう流せない 何も変えられやしない
あの夜語った天女の願い事 切なき声が
今も胸の中ざわめいていて握る花びら
暗闇 光続ける あの三日月が天女のようで
希望の片時 静かに感じる
止まらない 止められない 時間の流れだけ
全てを手にした者でさえも 得られない力 逆らえない運命
昇る月 沈む太陽 落ちる水滴のわずかな水面
時の波紋 静かに消えていく
希望の片時静かに感じて
ゆっくりと瞳を閉じる
|
|
|