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希望の片雲
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作詞 依田 光 |
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夜明けの街を冷めた瞳のまま見下ろす
深呼吸してあの雲を切り裂く
明け方ざわめく街の人達
「あの雲はきっと不吉の前触れ」
蒼い風がボクの髪を揺らす 静かに微笑む
『それは違う』と心で潰して遠くを見つめる
やがて陽が出て街は動き出す
ボクは呟く「今日は曇りだろう」
昼間の街は賑やかすぎて他人に無関心
同じスーツに同じ制服の人形達
街の中ふと流れる蒼い風だけ
ボクの居場所を知っている
ユラユラ揺れる蒼い風
雲が切れるのは不吉だな
街の人達は何も知らない
アレが希望の片雲というのを
蒼い風がボクの髪を揺らす 静かに俯く
目の前を見ると少女が一人「キレイな蒼い髪ね」
その瞬間に光が射して雲の切れ間から希望の片雲
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