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我等が生き餌
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作詞 悠徒 |
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「貴方無しではもう生きていけない」
そんな悲劇のヒロインぶるのだけは嫌なの
※魅惑のワルツ 鏤めた星
眩しすぎる太陽(世界)、私には毒ね
※アカイアカイ、玄洋の月
「時刻は既に進んでいるのだよ」
三日月兎の首吊り死刑 大衆は嘆き裏では笑う
チェシャ猫の囁き甘い吐息、騙されている
「早く気付いて」
帽子屋のダンプティー、温かい御茶はいかが?
けれどもナニカ(出来れば君を)僕にください
白薔薇姫は美しいけれどその爪先には血肉が詰まる
どうか気付いて
夢から覚めて
早く瞼を開くの
「けれど動くことはけして無い」
閉ざされた扉のこの先に白兎が待っている
「急いでほら、この手を取って」
優しい手付き粒羅な赤眼、汚れたカッターシャツ
※アカイアカイ、玄洋の月
蜜には注意せよ 生首には細心の注意を
「首切り姫は舌を舐めずる」
その視線には深紅の寝台 投げ出された四脚、繋がる鎖
「何のことかしら?」
固まる指先 凍えた唇 見開かれた眼球
「さぁ、料理を始めよう」
※魅惑のワルツ 鏤めた星
妖しすぎる荒野 星空の下で踊り明かそう
手と手を引いて、風に身を委ねて
貴方を感じる(事実は腐敗した骸だとも)
夢はいつかは目覚める どんなユメでも
「この狂った迷宮もいつかは壊れるの?」
猫の声は世界に反響する 無知なる罪人を嘲笑うの
「さぁ、今夜の贄はなんでしょう?」
絶世の美女、醜い死体
どれも彼もが御茶に合うわけではない
砕け散った瑞光のカルマ
血塗れた鎌持ちの白兎は理性を消去(デリート)
さぁさ、準備は整った
御覧なさい不可思議な我らの御茶会を
三ツ星絶賛ディナー
右手にスプーンを左手にナイフを
「あぁ、目の前の馳走に心が揺れる!!」
本能のままに正味あれ 正し返品は出来ませぬ
その哀れな美女が私で在ろうとも
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