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そこにあった意志を
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作詞 シークエンス |
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浮かんでる 空に 月が
瞼の裏に思い出が
青い月に照らされて
溢れた涙がきらめいた
空に手を伸ばす
しかし手応えはない
指のあいだから
光が零れてきた
静かに流れる川を眺めて
沸々と湧くやるせなさから
空に目掛けて石を投げたら
水面(みなも)に映る月が崩れた
やんわりと滲む記憶
さらさらと落ちる白い砂
キラリとした黄金(きん)の粒
その光もまた揺らいでる
時が包みこむ
それは優しさなのか
投げ込んだ石は
流されることもなく
静かなる流れ 時を見つめて
ほんの少しだけ切なくなって
空に目掛けて石を投げたら
水面(みなも)に映る月が崩れた
石はゆっくり沈んでいった
頃合と思いその場を去った
僕が後ろを向いた時には
夜空に浮かぶ月が隠れた
水面の月はもう存在せず
あの石はただ沈んでいるだけ
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