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ピアノ
作詞 そひ
ぼくピアノ
君が5歳の時からこの部屋にいる
今 君は18歳

君が5歳の頃
ぼくは楽器屋で誰かが弾いてくれるのを待っていた
君はぼくを見つけて
お母さんに必死でおねだりしていた
嬉しかったよ

ぼくが家にきてから
君はピアノを習い始めた
楽譜に音符の読みがなふって
苦手なところを泣きながら 何度も練習していた

君が14歳の頃
学校で嫌なことがあったみたいで
すごく悲しそうな顔でぼくの鍵盤を弾いた
何度も何度も同じ曲を弾いていた
ぼくは君を元気付けてあげられてたのかなぁ


ぼくピアノ
君はピアノを習うのをやめた
15歳の夏に

受験勉強で毎日遅くまで起きて
頑張っている君の背中を
ぼくは 見守っていた
いつかまた 弾いてくれることを 思っていた

君は18歳になった
遠くの大学へ通うため家を出る
ぼくは埃まみれになっていた

ぼくが今いる場所に
パソコンを置くらしい
ぼくは
どこかの店に買い取られた
今は トラックの中

君が何度も弾いたあの曲 もう一度聞きたいよ
もう一度 君に弾いてほしかった

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ピアノ
公開日 2008/04/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 前、家にあったピアノのことを思い出しました。
もっと弾いてやればよかったです。
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