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ピカソ
作詞 真皐
   目覚まし時計が鳴いて 目を開けて体起こして
   フォーク持つ前に 絵具と筆を手に取った

   白い板のステージで踊る バレリーナのお姫様は
   十二着の服の着たり脱いだりを繰り返していた

   この頭脳にも用量という制限があるのなら
   時間の一部を切り取って この箱に閉じ込めるよ
   貴方はこの行為を魔法と言うけれど それなら
   誰にでも使えてしまうよ
   目の前に居る 忘れたくない貴方を
   今 箱に閉じ込めてしまおう

   窓の隙間から覗き込む 林檎が夜を知らせて
   鳥が鳴く前に 筆を置こうとつぶやいた

   パレットの上を飛び回る カラフルな五人家族は
   二つの針が触れ合うのも見届けず働いていた

   この日々にも時間という法則があるのなら
   宇宙の角から切り取って ゴミ箱に押し込みたいよ
   貴方もこの行為を願っているけれど それでも
   僕らは無くなってしまうよ だから
   目の前にある 消されたくない形を
   今 箱に詰め込んでいくよ

   冷えた体を持ち上げて 目を閉じてそっと寝かせて
   雨が降る前に 貴方は箱に入っていった

   あれから百年たった今でも 笑顔は崩れていない
   針が折れたこの箱の中で 二人が離れることは無いだろう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ピカソ
公開日 2008/04/03
ジャンル ポップス
カテゴリ 恋愛
コメント 初作品となります。皐月です。  

どこかの国の見知らぬ画家を思い浮かべながら書きました
書いている僕にしか理解しがたい部分もあります、   


画家が思いをよせる一人の女性
その女性の命は残りわずか
そのことを知った画家は限られた時間で
“形あるもの”を残そうとする
   
その“物”を見ればまた思い出せるから

  

【 バレリーナのお姫様=筆 
十二着の服=絵具 
箱=絵 
林檎=満月 
五人家族=手(五本指) 
二つの針=時間(十二時) 
雨=涙 】

真皐さんの情報













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