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命の唄
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作詞 ディーク |
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この世に 生まれ落ちた訳を
いったい 君は 今 何と説く?
「あるべくしてあった命だ」と誇って言うかなぁ
僕の思いを言って良いかな?
正解だとは思わないけど
「偶然の一致」じゃ まずいかなぁ
怒られるかなぁ
学者さんにも聞いてみようかな
予想できるから やめとこうかな
恐らく 知ったような体で 遺伝子について説く
どれが正しくて どれが違うか
分からないけど 分からなくて良い
自分自身が答えを見つければ
それが正解
君は「本当の声を聞かせて」と
僕に言うから
僕は答えたよ
「今までのこと全てが本当で ひとつも本当はないんだよ」
君はその言葉に首傾げて
眉間に4本しわを作って
数分間悩んだ挙句に笑ってくれた
誰もが一度は呟いた 「自分が望んだ命じゃないさ」
確かにそれはそうだけどさ
間違いとは言わない 仕方がない
けど 命の方の言い分はさ 「こっちだって選んだんじゃない」
確かにそれもそうなんだよ
こうなれば 壮絶な討論の開始?
でも ちょっと待ってみてよ
さっきから 言ってんだけど
ここにある全てが本当 けど ひとつも本当はないよ
この言葉すらも本当であり そうでなかったりもするから
「結局のとこ 何が言いてぇんだ」
世界中から罵声を浴びても
僕の言葉は揺るぎはしないから
胸を張って 叫ぶ 声を嗄らす
「偶然に貰った命なんだよ」
「誰かの命 犠牲にしたんだよ」
そうして 生まれてきたということ 胸にずっと抱えてよ
君は「真実の唄を聴かせて」と
僕に言うから
僕は唄ったよ
君の心に響くと良いな
誰かの心まで届くかなぁ
君の命は 君の命だよ
それと共に誰かの命だよ
だから きっと 君の意思で それだけで消しちゃいけない
いつだって 誰だって
最大級の愛を自分自身に贈ろう
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