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日々色パレット
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作詞 ディーク |
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赤・青・黄の3色で
塗りつぶされた街に立ってる
左も右も前も後も
ケバケバしい色で ごった返してる
太陽光のスペクトルは
無数の色を投げかけるけど
僕の目の前に広がっている
真っ白なキャンバスに塗る色はある?
色彩感覚に欠ける僕は
絵の具の色を そのまま使うから
どうしても 原色で 下品にさえ見える
それでも 君がくれた胸のパレット 開いたら
なんだか描けそう
パステルで あたたかな日々の絵も
白・黒・黄の3色で
区分けされた世界に立ってる
東も西も北も南も
その上に 真っ赤な絵の具が乗ってる
輪郭のない絵は滲んで見えるけど
どこか優しい感じがある
世界中で 滲み 溶け合えば良い
誰もが持ってる 胸のパレット 開いたら
この3色を混ぜ合わそう
「肌色」なんて色はない
巡り巡る季節の中
世界の中
見える色 塗れる色 幾重にもなる
そうだ 僕も 君も 誰も
描き出す
あたたかく 優しい絵を
胸の中
哀しい事 辛い事も多いけど
たぶん 嬉しい事も あったろう?
深いブルーと柔いピンク 混ぜ合わせてみよう
どんな色になるかは分からないけど
その色に名前付けるなら
「日々」にしよう きれいな色
瞳の色 肌の色は違くても
心の色は同じだろう?
白も黒も黄色も 混ぜ合わせてみよう
どんな色になるかなんて分かってる
その色に こう名付けよう
「ヒト」の色
あたたかくて 優しい色
パステルで 描いてく 日々の絵を―――
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