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最後の唄
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| 作詞 ディーク |
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愛したい 愛したい
世界中の誰に嫌われても
あなたを愛したい
守りたい 救いたい
あまりに尖って刺す雨風から
あなたを抱きしめて
冷たい雪を降らせる空
ふたりの呼吸が白く染まって 消える
そんな景色を想い浮かべた瞬間に
視界が滲んで見える
唄いたい 届けたい
声にならないままの想いを
あなたに唄いたい
届かない 届かない
どんな言葉も声も 届かない
あなたまでは届かない
「さよなら」さえ言えないままで
また二度目の冬が巡りゆく
元気にしてるかな？
誰かの心を温めて 微笑み合っているのかな？
あなたのいない小さな部屋には
あなたへの唄が廻り続けている
零れ落ちた音符が
この積み重なった言葉を拾って
また 唄になるよ
冷たい雪が舞い散る空
ひとりの呼吸が小さく 消えていく
ぎゅっと閉じた目
その瞼の裏に
まだ あなたがいる
届かない唄だったとしても
あなたへの「さよなら」を唄っている
ぎゅっと握った手
その指を そっと開いて
あなたへと 手を振るよ―――
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