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Marble〜罪の花〜
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作詞 ディーク |
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マーブル色の空に浮かんで
逝き場も知らぬ 放浪者のよう
君は何処へ漂うのだろう
死神の背を追って 果てぬ
黒い太陽 炎を上げて 君の翼を溶かしてゆく
雲の上で嘲笑ってる
路上で眠る孤独な少女が
虚ろな目で 僕を見ている
嫌悪感すら覚えて
僕は 息を止めて 足早に行き過ぎる
君もそうだろう?
幾千もの罪の記憶を背負ってるんだろう?
一緒に逝こうよ
あの空へ溶けて・・・
マーブル色の夢の中
乱れ咲いた罪の花
色づく間もなく 萎れて 散り果ててしまうよ
その種は 絶えず 僕らの心に芽を出しては
色のない花をつけて
枯れるよ
マーブル色のガラス越しに
僕らが隠し持つ本能を見る
見たくもなくて パイプを握って
叩き割ろうとしても破れない
何処へ向かい 何を求め
虚無の大地 彷徨うのだろう
もし よかったら
君も一緒においでよ・・・
散らばった花弁を
月が妖しく照らしている
灼熱の炎で 燃えて 灰へと化してしまうよ
その灰にさえ根を張り 闇の中 狂い咲いては
甘く 毒見を帯びた香を
匂わすよ
マーブル色の夢の中
敷き詰められた罪の花
仄かに揺らめく光 浴びて 透けて見せるよ
その種は 今も 僕らの胸の奥に 無数もあって
絶えず 芽吹いては 咲いて
枯れるよ
そして また 芽を出しては・・・―――
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