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悪魔と狗
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作詞 ヤスト |
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「馬鹿な人ね」
そう言って君は歩いてく
その背中を
僕は狗みたいについていく
僕は貴女を車に乗せる
僕は貴女をこの身に乗せる
作為的な快楽の中で
馬鹿みたいに狂う
悪魔も泣きだすとはよく言ったものだ
その涙が男を犬に変えて
あとはひたすら吠えるだけ
「頭いいのね」
窓の外を見ながら言う
別に普通だと
眼鏡を押し上げ僕は言う
涙が人を操っていく
金が人を操っていく
そうやって育っていくのが
一人の女か
悪魔のようだねと言ってみたところで
貴女は「そうね」と答えるだけだろう
その心は開かれない
何度も騙され傷つけられても
貴女の「存在」にかぶりついている
貴女にすべてをささげている
わかっている 自分は狂っている
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