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画龍
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作詞 ヤスト |
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名を授かったその時に
愛を背負ったその時に
僕は一人の人間として
長い長い旅路へと
歩の進め方も
気持ちの伝え方も
知らないままに踏み出した
一期一会を繰り返して
七転八倒傷だらけ
この身で描く巨大な絵の
完成図はまだまだ見えない
何かを愛したその時に
そして裏切られたその時に
人生の甘みや苦みが
痛いほど胸に染みて
歩の進め方も
気持ちの伝え方も
少しずつわかってきて
けれど同時に
ただただ歩くことに
疑問を抱いていた
試行錯誤を繰り返して
未来はまだまだ五里霧中
どんなに夢中で描いても
所詮僕は幾億の中の一
そんなことを考え始めてる
知らぬ間に時は積み重なって
一歩一歩が大きくなっていって
景色を見まわす余裕もない
足早に通り過ぎていく人たち
ふと空を見上げる
どれだけ時が経とうと
空は遠いまま
一期一会を繰り返して
七転八倒傷だらけ
この身で描く巨大な絵の
完成図はまだまだ見えない
無情に流れる時を経て
やがて迎える画龍点睛
最後にどんな目描こうか
そんなことも考えたけど
そんなのはまだまだ先の話
今大事なのは
それまでに何を描くのかだ
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