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白い絵の具
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作詞 ヤスト |
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花が咲いている
何もない荒野
一輪の花
雨も枯れた地に
萎れるのを待つだけの
君の絵を描くよ
白い絵の具を
パレットに垂らして
僕にしか見えない絵を
僕は描き始めた
涙は見せないよ
恥ずかしいからね
不自然にパレットを
高く持ち上げて
青い空は皮肉だね
僕たちを苦しめて
やがて訪れる
君を待つ現実
せめて最期に見るものは
涙より笑顔がいいよね
白い絵の具を
また少し注ぎ足して
僕にしか見えない絵を
僕は描き続けた
やがて訪れる
君を待つ現実
全部わかっていたことだ
枯れない花はないんだ
まるで計ったように
雨が降り始めて
白い絵は雨に濡れて
綺麗な花を映した
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