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ロゼ
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作詞 しそ |
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乾いた筆先を水の入ったバケツに付けた
そこでは僕の人生色が混ざり合う
何色が僕?いろんな岐路で付け足すたびに変わるのが
出会いと重なっていた
自分をろ過して抽出したって
純度を高めていちゃまだまだ成長できないんだぜ
新しい液体を送り込むほうがいい
注いだ僕の器から零れた夢とか愛とか…
つまり無常なまでに垂れ流しじゃなきゃ
いつまでもきっと浄化されない魂だから
目指すロゼ
ラフ画ばかりの道のりに水彩を塗って
そこには僕の人生色が染まっていった
何色がいい?いろんな岐路で塗り足すたびに変わる景色
めぐり合い―華やかに
ある日の夕焼けをロゼに染めたって
本当はもっと赤く赤く燃えていたはずだろう
微かな光でも見逃しちゃいけない
誤魔化し合えない日々にただ描き違えた線は
いつかを越えて
まやかしばかりが目立って答えの出ないまま進む想いをめぐる
塗り重ねれば消えたように見えても
本当は消えちゃいないんだ
僕らいつだって真剣勝負じゃなきゃ
修正できない絵を描き続けているんだから
揺らいだ僕の器から零れた夢とか愛とか…
ただひと時の夕凪を乗せた儚い旅路の果ての
シミになって残る僕らの軌跡
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