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ツーリング
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作詞 おーばー |
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ありったけの荷物を ボストンバッグに詰めて
そいつを荷台に括ったら ペダルをこぎ始めよう
一人旅したいだとか ヤな事忘れたいだとか
そんなんじゃなくて もっと重い決意があるんだ
この頃は日が落ちると 意外に気温が下がるって
テレビでも言っていたから ジャケットも持ってきてある
まだ日は昇りたてだから 走ってるこの風が妙に
気持ちよくて 上ばかり見てる
何も無意味じゃない 利益がなくったって
何も無駄じゃないんだ いい勉強じゃないか
萎れ掛けてる花に 水をやる婆さんが
スプリンクラーに 泡を吹かされていた
芝生の上で小休止 止まりかけのプロペラ
出てきたじいさんが 大丈夫かと声を掛ける
ただ走るわけじゃない 目的だってあるんだ
闇雲に走るわけじゃない 俺にも夢ぐらいあるさ
そこらの路傍でくたばるのなら 崖から落ちて死んでやる
誰かに殺されてしまうなら 自分から死んでやる
だけど 俺はまだ死にたくはないから だから
走るんだ
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