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水溜りと自転車と
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作詞 いしけん |
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帰り道、夕暮れ、雨の跡、水溜り
二人乗った自転車で思い切り突っ込んで
君は膨れ面を作る
「君の靴汚れちゃったね」
意地悪みたく言った僕
「どうしてくれるのよ」
怒りながらも笑った君
突然来る雨 駆ける僕ら、屋根の下
ちょっと濡れた僕らが何だかおかしくて
自然に笑い合った
君と進んだこの道は
少し水溜りが多くて
どうしようもないくらいに
それが涙に見えている
晴れた空を一人自転車で駆ける
雨の跡など枯れた道を
ねぇあの日僕と君でみた水溜りは
何を映していてくれたのかなぁ?
ねぇ何が見えてるのかなぁ?
足音、水音、君の声、僕の声
そんな全てが僕にはとても愛しすぎた
胸が苦しくて
君の笑顔を思い出す
君の仕草思い出す
けれどどうしようもないことくらい
僕にはわかってるはず
雨上がりの晴天の下 僕は自転車に乗る
一人乗りに一人分の重さを乗せる
ねぇもし君が乗ってくれていたなら
もうちょっとズボンは濡れていたかなぁ?
「君が好きだった」「君を愛していた」
全部過去形で済まされてしまう
でもそれが全てで他には何もいえない だから
帰り道、夕暮れ、一人乗りの自転車
思い切って水溜りに突っ込んでみて
思いっきり笑ってみるよ
でもね…
晴れた空を一人自転車で駆ける
雨の跡など枯れた道を
ねぇあの日僕と君でみた水溜りは
何を映していてくれたのかなぁ?
ねぇ何が見えてるのかなぁ?
ねぇ何が見えてるのかなぁ?
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