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「ちいさい秋」
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作詞 toh |
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10月の秋風感じて
少し褪せた記憶めくる
あの頃、そうだ、あの場所にいた
暗くなるスピード掴めず
もどかしげにうそぶく君は
オレンジで黄金に輝く
ふき抜ける風の冷たさと長袖
笑う顔が何よりもあったかかった
戻れはしないけど
大事にしまうよ
ちぎれた雲の隙間
見えた夕やけと月の逢引を
じっと見つめ
「大人」を思った
すぐそこ、ほら・・・
慣れたこの坂道も
グランドも
君の家に続く道も
変わらずまだここにあるのに
いつのまに大きくなっていたのか
未来の動く音は聞こえてたか
もう思い出せないけど
「大人」になった
はらはらと舞う落ち葉
色づいて踊る姿が切なくて
じっと見つめ
「自分」を思った
ちいさな、ちいさな・・・
空の高さが夏雲さらって
「今」に私を引き戻した
かえれない思い出よ
強くなれるように。
ほろほろとこぼれる雫
知らないふりして笑った
君の声と混ざって
どうか、秋雲に昇るように
ちいさかった自分を
思い返す間に
溶けた秋の夜空
星が高く、行き先照らした
ちいさな、ちいさな ・・・ 秋
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