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初、「こい」
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作詞 toh |
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菜の花畑を歩き、桜の花びらつけて
好きなあの子に何も言えずに
ひとつ大人になった。
靴のサイズも少しあげ、
背伸び気味のこの僕に
茶化したりせず、ただ笑って
「おはよう。」と声をかける
どうしてだ?なんでなんだ?
女の子っていつのまにか
自然に大人になって、
置いてきぼりをくらう。
あの菜の花のように
あの川の音のように
澄んだ瞳にいつか僕は
「こい」をしていたんだ。
あの空の雲みたいに
あの海の青みたいに
もっとでっかくなれたら
君も、もっと笑うかな?
ちいさい気持ちだけれど
僕にとっては何より光って
このままいくと、パンクしそうで
ベットの中で必死に悩んだ。
次の席替えで隣に、
あの子の隣に座れたなら
そのときは、男らしく
「すき」を絶対伝える。
ドキドキと、バクバクが
同時に押し寄せて横向く・・・
神様、チャンスがきたんだ。
「よろしく」と微笑むあの子。
あの桜のように
あの田んぼのように
きれいな色をした君に
「こい」をしているんだ。
あのつばめみたいに
あの風みたいに
もっと自由になれたら
君を守れるかな?
花も鳥も風も
君にはかなわない。
「すき」はこんなに僕を
男にするんだな。
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