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秋の空
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作詞 真っ赤なトマト |
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カレンダーに目を向けると日付はもう9月だった。
窓を開けたまま
なにもない部屋に座り込む。
少し間が開いて
冷たい風が入って来る。
8月はあまり
風ふいていなかったよね。
9月も始まったばかり。
なのにいつもより風が
冷たく感じる。
何故だろう。
いつもより
冷たくて、真っ暗だ。
貴方がいないだけなのに。
外には青葉が生い茂る樹。段々、葉が落ちていく。
いつか葉が全部落ちて、
寒々しい姿になる。
ベランダにでると、
空は綺麗な夕焼けで。
オレンジに染まった入道雲。
蜩の鳴く声と風鈴の音。
日付はまだ9月なのに
あの 夕焼け空に
秋から訪れる寂しさを
少しだけ感じた。
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