|
 |
|
砂
|
| 作詞 環雫刀 |
|
砂が零れて
あたし
落ちた
乾いた一粒に
一体どんな名前をつければいい？
どんな風にしていればいい？
こぼれたらひとつ
混じったらどうやって別けられればいい？
なきさけんでもひとつ
呑み込むようにして
砂はまた乾く
吐き出されれば
あたし
落ちる
砂漠のヨルに伏す
一体どこに向かえばいい？
どこに辿り着いたらいい？
まぎれてもひとつ
夜露に濡れない砂はどうやって眠ればいい？
あさがきてもひとつ
枯れるようにして
砂はまた爆ぜる
揺さぶられれば
あたし
落ちて
あたし
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|
