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愁 ―里の雨―
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作詞 七星 北斗 |
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雨 落ちて 里の 地に染み渡る
あなた 傘 持っていないのですか?
冷たい雨 懐かしむ 人の横顔
愛し人 想う日は 何故か長い
里の雨 人は見えない
冷たいでしょう? 傘を貸します
涙の雨 悲しみを こらえる 人の横顔
戸惑いと 寂しさが 溢れてくる
里の雨 静けさの中
傘はいらない そんな物
里の雨は 冷たく優しく すぐには止まぬでしょう
雀は鳴く 春が来るよ
優しい雨 里を 包む 静けさ
瓦伝い 落ちてくる 雨は優しい
哀愁の 音色が聞こえる
水溜りに 蛙が鳴いている
少しだけ 近付く間 静かな時
―雨は落ちて 里の地に 沁み渡る 優しい雨 赤い傘を 差して歩く二人―
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