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麗 ―彩蛾―
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作詞 七星 北斗 |
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光に戯れ闇に生き 悲しみの間で眠る
空蝉の身体に染み渡る その麗しき瞳
奪われ残る心脆く 壊れそうな瞳に渦巻く
囚われた獄の中に 思ふ紅い月
遥か遠き記憶の中で 守れなかった君が笑った
壊れてゆく君の命 何故我は泣いている
眠れ眠れ紅い月夜に 麗しきその姿
常闇の黒い蕾に 戯れる彩蛾
奪われ残る心脆く 壊れる事無い躰を恨む
囚われ壊れてしまいたい 願いと絶望
遥か遠き記憶の中の 君に似た面影の少年
今砕けてくこの躰を 何故君は泣いている
眠る眠るこの瞳の中 明るきその心
我は彩蛾君の光に 集まり身を焼く
今光は影を抱いて 影は光に命を捧げ
遥か記憶の子守唄 花咲く涙
交わる事無い光と影 赤い炎に身が崩れ
血に濡れたその冷たい手 瞳に写る月
お前に奪われた心と 壊れ消え行くこの躰
囚われた蛾はいつか消える 黄金の瞳
遥か遠き記憶の中の 君に少年を重ねていた
さあこの身を壊してくれ もう泣かないでくれ
眠る眠るその腕の中 千切れた翅では飛べない
少年は今強くなり 我は今消えて行く
煉獄業火今灰となる 艶やかにもがき苦しむ
冷酷業火戯れる彩蛾 死を恐れぬ我のような
崩れ逝く我が躰 嗚呼今壊れてく・・・・・・
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