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耳打ち
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作詞 矢伏 紳 |
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チューブごしだけど かろうじて聞こえるよ
閉じかけた目の端に一本の注射針
君はひとばんじゅう明かりもつけないで
本当と嘘を選り分けるバイトに夢中
切れそうな麻酔がやっと効き始めた
もうちょっと眠ったらまた明日だ
さよなら
おはよう
さようなら
この水はカルキ臭いな コースターが貼りついた
見えたのは映像じゃなかったよ 残念
意味があるなんて考えもしなかった
夢を3つずつ束ねるバイトの途中
漏れそうな点滴がちょっとこびり付いて
ただじっとしていたらもう今日だった
おやすみ
おはよう
こんばんわ
折れそうな指で乱れたデッサンで
ガラス窓に合図をそっと描いてね
消えそうな声でまっ白な息吐いて
その日が来たんならそっと知らせてね
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