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卒業
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作詞 Nami |
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『卒業式だ』
いつもは眠たいはずの朝
誰よりも早く起きた
今までにない太陽の暖かさ
それだけで胸が震えた
いつもは3回折るスカートを
1回だけしか折らない
いつもは黒い靴下を
真っ白の靴下で
旅立つための準備をする
なんだろう
いつもと同じ学校なのに
今日は違う風に見える
早咲きの桜を見つけた
手を伸ばしてつかみ取ってやろうかと
そんな気持ちになった
…卒業なんだ
今日で
1組から出席番号順に名前を呼ぶ先生も
次々に呼ばれていく生徒も
入学した頃よりもうんと
違う風に見えた
違う世界にいるみたいだった
片手に卒業証書
もう片手にはインスタントカメラ
写真を撮らなきゃ
でも
涙が止まらなくて
一緒に撮ろうと言う言葉も聞こえた気がする
でも
涙が止まらなかった
写真なんて撮れなかった
たくさんの思い出がこの学校と
あたしの胸に溢れて
そんな状況の中
またあなたが現れるから
もう涙は止まることを知らない
…好きだったよ
本当に
この涙と一緒にあなたとの思い出も
流してしまおう
記憶として残そう
ありがとう
みんなありがとう
また会おう
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