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オレンジ
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作詞 -紗綾- |
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いつかの空に見えたあのオレンジが
僕には明日への道標に思えた
ホントは『今日』が終わるしるしのはず
でも僕には確かに道標に見えた
強がりも何もかもその瞬間だけはいらなかった
素直に向き合えない自分が嫌だった
だけどその場所だけは 本当の『僕』でいられた
無理な笑顔だって涙に変えてもいい
初めて手にした自由が
こんなにも愛しいとは思わなかった
いつもの暮らしは ただ空っぽだった
心の抑え方しか分からなかったんだ
なぜだろう 生きているだけなのに
何をするでもなくて ただ疲れてしまった
そんな時 空に浮かぶ雲の間に見えたんだ
誰もがそのオレンジの前では無力で
どんなウソも秘密も そこでは意味のないもので
人間なんて何もできない生き物
あぁ 独りじゃないんだって
改めて「ありがとう」と言いたくなった
手を広げて 思いっきり深呼吸して
ここにこうして立っているのが幸せだと思った
少しずつ もう一度笑えそうだから
あぁ 僕は生きてるんだ
勇気出して ゆっくりと歩きだした
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