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冬の指
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作詞 あすぱら |
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遂に前を向いたあたしのほんとうは
いっそ傷つけてほしかったのよ
はねた後ろ髪手を伸ばしたときにはもう
堤防は決壊 守り損ねたあたしの真実
ストン落ちてきた答えは完璧すぎて
苦い顔して花丸つけるしかなかったわ
癖になったアヒル口 言われて気づいたの
同じ時間考えるのは誰のことかってこと
じわり染みてきた事実は当然すぎて
馬鹿だなって笑った 強く刻んだ
親指で探すのは我慢して
間違う前に二つ折りにしなさい?
荒れた指先 色のない爪先
触れたら傷つけてしまうかな
乾いた唇 特別に響く声
傷ついたっていい 触れてほしいよ
雨の日もざわついた町もきっと好きになる
始発の音を聞きながら眠る幸せも知る
すべてあなたに繋がってるんだと思ったら
この涙ひとつだって愛しくなったのよ
今日も笑っていて欲しいのだから
壊れる前に口を閉じてちょうだい?
荒れた指先 色のない爪先
触れたら戻れなくなりそうだね
乾いた唇 特別に響く声
内緒にするよ 気まぐれでもいい
綺麗な手とか薬指の銀
気づかなければよかったことと
遂に前を向いたあたしのほんとうは
いっそ傷つけてほしかったのよ
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